2017年11月3日金曜日

天気に悩まされた小麦播種

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
秋まき小麦、「ゆきちから」、「さとのそら」、2品種の種まきを行いました。


叶うのなら、もっと田んぼの条件が良い時に播種を行いたかったのですが、
今年10月中旬以降、秋晴れの日が続かなく、天気に悩まされました。
自然相手のお仕事なので、思うように作業が出来ないことは多々あるのですが、
10月後半、2週連続台風の襲撃、その台風がもたらす大雨が、痛かったです。

田んぼが湿り過ぎていると、小麦の発芽不良になってしまうため、
毎日毎日天気予報をチェックし、小麦播種のタイミングをうかがっていました。


まずは、トラクターで、田んぼを耕します。
稲株や、ワラなどと一緒に、
土づくりのために散布した資材も、土の中にしっかり混ぜ込んでいきます。
田んぼの額縁排水の為の溝切りも、しっかりと行います。

そして、もう一台のトラクターは、
後部に播種機スリップローダーシーダーを装着しています。

小麦の種は、事前に種子消毒を行いました。
肥料を落とし、田んぼを耕し、小麦の種をまき、広い畝を作り、
排水の為の溝を作り、大きなローラーで畝の上を軽く鎮圧していきます。
最後に、雑草が生えるのを抑制してくれる除草剤を散布して、
小麦種まき、一連の作業が終了です。


播種は、種の深さ、種の量、肥料の量、鎮圧具合など、とても気を使います。
今シーズンは、特に田んぼが湿っていたので、
どう機械を動かしてやればいいのか、本当に調整が難しかったです。

今後の小麦生育にとって、最初の芽立ちがとても重要なのですが、
ちゃんと、芽が出てくれるのか、心配しております。。。

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