2016年3月23日水曜日

江ざらい

毎年この時期、地区一斉に、江ざらいが行われます。
今週末の江ざらいに向けて、今日から川水がストップした様です。
川に溜まった泥や、ゴミなどを取り除き、川水の流れをよくするためのお掃除です。
泥、ゴミを載せるため、我が家は2トン車を出動させ、頑張りますよ~


地区の江ざらいとは別に、我が家でも、
春は、耕作する田んぼの江ざらいをして回る季節です。
お米を作りにとって大切な水が流れる、用水路・排水路をキレイにしていきます。


この排水は、以前から田んぼからの水が抜けにくい状況にあり、
見てみると、はやり、かなりの量泥が溜まっていました(>_<)


お隣の田んぼが、我が家が管理している田んぼだったら、
作業が、もっと楽に出来たのですが。。。

江ざらいで側溝からあげた泥を、一旦一輪車に乗せて、
我が家の管理する田んぼにザーっと運び、バラ撒きました。

田んぼには水が溜まっていて足元が悪いし、
水をたっぷりと含んだ泥はかなり重たく、
細い畦を一輪車を走らせるのは、バランスを要しました。


ちょっと分かりにくいかもしれませんが、
側溝の泥が無くなり、キレイになりました☆
今シーズンは、、田んぼの排水の流れがよくなることを期待します。
そして江ざらいは、やはり毎年コツコツとやるべきだなと、改めて感じました。


冬の間、入院していたトラクターも帰ってきたし、
いよいよ、トラクター始動です!!
お米を育てる田んぼを、一枚一枚丁寧に耕していきますよ(*^-^*)

2016年3月22日火曜日

半自動灌水システム

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
農家にとって、一年間で最も忙しい季節を迎えています。

苗を育てるハウス準備と、稲を育てる田んぼの準備の、同時進行。
今日みたいな天気のいい日には、さらに忙しさ倍増です!!
今日は、春の陽気、暖かく気持ちのいい青空が広がりました。

さて、さて!
今日の米農家寺﨑の農家話は、
毎年恒例の『半自動灌水システム』 (自称) の取り付けについてです。

お日様や雨風による装置の劣化を少しでも防ぐため、
育苗期間以外は、取り外しています。

ハウスの周りに取り付けたパイプから、
お米の苗に水をかけることのできる自動灌水!!を、さらに自動化した
自称、 『半自動灌水システム』!!

「こうできたらいいのにな~」を、見事に実現し、
今では、我が家の苗作りに、無くてはならないものになっています(*^-^*)


その前にまずは、半自動灌水システムの電線を通す、側溝の江ざらいから。
溜まった泥を上げ、一輪車で運びます。


仕上げは、高圧ポンプでキレイに洗い流し~
側溝が、見違える程、ピカピカになりました☆


長~い電線を引いて、ハウス1棟ずつに電動バルブをセット!!


パソコンで、シーケンサーにラダープログラムを行い、
正常に電動バルブが作動し、うまく灌水ができるか、確認していきます。


ここで、『半自動灌水システム』とは・・・

最初に、エンジンポンプ始動をしてやれば、
ハウス一棟一棟、順番にバルブを切り替えをして、苗への散水をし、
そして、ハウス全ての水かけが終了したら、エンジンポンプ停止までしてくれます。

こういった装置は市販もされてはいますが、
育苗の時期にしか使用しない我が家では、ちょっと高価なので、
ヤフオクとコメリホームセンターを駆使した、自作品です。

それでも、機能的にはバッチリ!
苗への水やりは、早朝の仕事なので、とても助かっています。



そして、ここにも、春が来た~

おじいちゃん、おばあちゃんが育てる我が家の家庭菜園。
今の旬は、春の菜っぱ(*^-^*)
採れたてを茹で、春の味と香りを、美味しく頂いています♡

そして、ナス、トマトなどの夏野菜を育てる畑の準備も順調に進んでいるようです。

2016年3月15日火曜日

雪解け後の小麦畑

暖かな陽気だったり、寒かったりで、まさに三寒四温。
この暖かさ、寒さを繰り返しながら、春本番の暖かさがやってくるのですよね。
そして、この時期の服装には、いつも悩まされます。。。
季節の変わり目、皆さま体調管理には十分お気を付け下さいませ。


さて、雪解け後の小麦畑の様子です。
先日、雪解け後に行う小麦の追肥を行いました!

今シーズンは暖冬の影響で積雪が少なく、
小麦が雪の下になったのも、例年よりも少ない期間だったように思います。

この暖冬が、作物にどう影響を与えるのか、そうではないのか、
さてさて、どうなることでしょう??


冬の寒い期間は、小麦もお休み中なのか、葉っぱペタンと寝ているようでしたが、
春の暖かさに誘われ、緑の葉っぱが生き生きとしてきました。
小麦が上に上にと伸びようとしている様子が伝わってきます。

今、小麦の背丈で15センチくらいかな。
若干、例年よりも小麦の背丈が長く伸びているように思います。


この小麦の生育状況を見極めて、
肥料をどのくらい入れるか判断するのですが・・・

悩む。。。うん~この施肥加減が悩み所なんです。

うまく、効果が出てくれることを期待しています。
黒部産小麦「ゆきちから」は、順調に生育中です(*^。^*)

2016年3月14日月曜日

ハウスの散水確認

我が家の庭にある紅梅!!
赤いつぼみがたくさん付き、もうすぐ開花するのかな??
仕事の合間に、ふと目に触れる紅梅、
「花咲いたかな~」と見るのが、ここ最近の毎日の楽しみになっています(*^-^*)


黒部の専業農家『米農家寺﨑』は、
只今、お米の苗を育てるハウスの段取りを進めています。

ハウスにビニールを張り、ハウス内のお掃除を終え、
今日は、お米の苗を育てるビニールハウスでの放水確認の様子です。

まずは、エンジンポンプの設置から。
昨年まで使っていたポンプが壊れ、このポンプは今年新しく購入したもの。
くいを打って、ポンプを縛りしっかりと固定をしました。


エンジンポンプを始動し、ポンプで吸い上げた水をハウス内に散水。
ハウスの周囲に取り付けられた塩ビパイプから、
霧状のシャワーのように放水される、自動灌水がうまく働くか、確認していきます。

お米の苗を育てるのに、とても、とても、非常に重要な水!!
育苗期間に入ると、水やりは、ほぼ毎日の仕事です。

今では、育苗での自動灌水は、必須アイテムの一つになっている我が家。
自動灌水を活用することにより、
苗全体にムラなく、そして、苗に水をたっぷりとかけてやれること、
そして省力化が図ることができるのです。


塩ビパイプは、通年を通してハウスに取り付けられているため、
紫外線が原因でパイプに亀裂が入り、そこから水漏れ~(>_<)

風が原因なのかな、パイプ同士が接着してあるにも関わらず
接着がとれ、パイプの隙間から、水漏れ~(>_<)・・・等々。

不具合を見つけ、直していきます。


今は、空っぽのビニールハウスですが、
一面緑色のじゅうたんのように苗が並ぶのは、約1カ月後の4月中旬頃の予定。

もう一カ月経ったら、このハウスに苗が並ぶのね。。。
まだまだ、やること盛り沢山だわ~頑張ります!!

2016年3月12日土曜日

ハウスのビニール張り

3月半ばに入りましたが、まだまだ風が冷たく、防寒着は必須です。
昨晩も、雨ではなく、雪が降っていたようで、
今朝、ビニールハウスの脇には雪が積もっていました。

今シーズンは暖かな冬でしたが、
1月後半から2月にかけて、まとまった積雪があったりで。。。

天気予報とにらめっこし、ようやく決断!!
3月初め、青空が広がり、日中ぽかぽか陽気に恵まれた日☆

昨年よりも、1週間遅れになりましたが、
お米の苗を育てるハウスに、屋根となるビニールをかけました。
この日は、風がなく、ハウス日和でした(*^-^*)

昨年春、育苗が終わってから、
ビニールを取り、パイプだけの状態になっていたハウスへのビニールかけ。


ハウスの天辺にまとめられたビニールを、くるくる回しながら下ろしていきます。
人手をかけずに、アッという間にビニールを張ることができます。


次に、ハウス骨組のレールが敷かれている所に、
波なみのバネを入れて、ビニールを挟み込んでいきます。

最後に、ビニールがバタつかないよう、ヒモで絞めて、
ビニールハウスの完成!!


ビニールハウスを風から守るための、青い防風ネットも取り付けました。
春は、比較的風の強い日が多いので、しっかり風対策を!


春の一大イベントの一つ、ハウスのビニール張り、無事終了しました\(^o^)/

2016年3月7日月曜日

acoico fes 2016

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、東京へ行ってきました☆
北陸新幹線での日帰りの旅、東京への移動が随分楽になりましたね。

旅の目的は、富山の食と酒を囲む大交流会「acoico fes 2016」!!


冨山県出身首都圏若者ネットワーク acoico(アコイコ)という、
 
首都圏に住む富山を愛する若者たちの交流促進を目的とした
イベントを運営を行うゆるやかなネットワーク

が主催する、年に一度の大交流会、「acoico fes 2016」に参加してきました\(^o^)/

場所は、原宿の「リストランテ ベニーレベニール」にて。
東京で、富山直送の食材が楽しめるなんで、贅沢ですよね~

富山県の全18酒蔵から取り揃えされたイチオシ銘柄のお酒!


富山ならではの、ぐるぐるかまぼこ!


そして、我が家のお米、黒部産コシヒカリ「おらちの米」!
黒とろろ昆布おにぎり、白とろろ昆布おにぎりにしていただきました。



お馴染みとろろ昆布、何だか安心感があります。
お弁当のおにぎりには無くてはならない、富山県人のソウルフードですよね~

私個人的には、黒とろろがお好みなのですが、
白とろろの方が早く、お皿から無くなっていました。

本年のacoico fesの特徴は、「富山食材の生産者と交流ができること」だそう。


私達も、お米を作る農家として、富山の話、黒部の話、お米作りの話をしてきました。
農家だと分かる格好でとのことだったので、ク〇タカラーのつなぎです。
新幹線でも会場でも、目立っていたのかチラチラ見られていたような。。。


acoico fesに参加の皆さんは、富山県出身者、富山好きな方など、様々。
「富山」という一つのキーワードで、
東京で、これだけ多くの人が集まれるなんて、素晴らしいなと思いました。

富山が大好き♡♡ という皆さんの想いが、ひしひしと伝わってきました。

そして、富山に住んでいる私達よりも、富山のことよ~く知っておられます。
水のこと、山のこと、風のこと、地理や歴史、富山の美味しいもの、等々。

私達は当たり前のように、ここ黒部に生活しているけれど、
富山、黒部の魅力が、まだまだたくさん秘められていると、逆に教えて頂きました。

今回ご縁を大切に、また皆さまとお会いできることを楽しみにしています(*^-^*)

2016年3月3日木曜日

農繁期に突入か?

いよいよ3月、春ですね。

昨日まで、雪がチラついていましたが、
今日は、晴れて日中は気温が上がり、外仕事が気持ちよく出来ました(*^-^*)
まだ、ゆっくり農閑期を過ごしていたいような・・・
でも、陽の光は、もう春です!
そろそろ、身体がウズウズしてきました。

いよいよ、農繁期に突入か!!
出来ることから少しずつ、
今年のお米作りのための準備を進めていこうと思います。

今日のブログは、農繁期前、
冬の農閑期のお仕事の様子をご紹介しますね。

北陸地方のここ黒部は、冬の期間、日本海側特有の気候で雨雪の日が多く、
なかなか思うように外仕事が出来ません。
 なので、冬の晴れ間は、とても貴重なんです。

比較的余裕のある今にしか出来ないことや、
田んぼに水が入ると出来ないこと、等々・・・
冬の農閑期にしかできないことを、一つずつ片付けました。

まずは、用水補修作業から。
あぜに亀裂が入ったところから、田んぼに水が漏れてしまい
本当に困りものなのです(>_<)
モルタルを塗って、穴をふさいでやります。



用水に、水が流れている時には、止水セメントを使います。
できるだけセメントを固く練り込んで、塗り塗り。
水があっても、穴をふさぐことができるので、優れものです!


田んぼの角に穴が空いて、そこから田んぼの水が漏れてしまうことも(>_<)
周辺を大きく掘って、穴を見つけ、コンクリを流しこんで穴をふさいでいます。


春から、秋に至るまで、田んぼの管理をしている時に、
水漏れの箇所や直したい所を見つけ記録しておき、農閑期のお仕事にしています。


そして、明日はハウスに屋根となるビニールを被せたいと思っています。
風がなく、穏やかな日になればいいのですが・・・

2016年3月1日火曜日

地元食材~贅沢ランチ

【新川女性農業者と消費者交流研修会】
体感!おとなの遠足 春待ち農園めぐり 続編!!

農園めぐりが終わるころ、ちょうどお腹がすいてきました。

『ハルマチランチ』は、黒部の金屋にあるグリーンカフェさんにて\(^o^)/
我が家から、歩いて5分くらいで行ける、
美味しくお洒落なお料理と、雰囲気がとっても素敵なお店です☆

グリーンカフェさんには、
今日だけの、今日限りの、スペシャルメニューを用意していただけたそうです。
本当に、贅沢だわ~ありがとうございます!!


こちらが、そのスペシャルメニュー♡
もう、メニューを見ただけで、ウキウキ!ワクワク!!

農家さんの想いの詰まった、地元産の食材を贅沢に使ったお料理がズラリ。
一部、お料理写真の取り忘れがありますが・・・スミマセン。




 
今回、有難いことに、「おらちの小麦粉」、「おらちのパスタ」
を使ったお料理も出して頂きました。

うちでパンを焼いても、こんなにお洒落なパンは焼けないな・・・
うちでパスタを作っても、こんなに鮮やかなパスタには程遠いな・・・と。
やっぱり、プロのお料理は違いますね。
美味しいランチ、ご馳走様でした(*^-^*)


今回、ここ新川地区という、狭い地域の中での研修でしたが、
珍しいお花やお野菜、地元食材等、まだまだ知らないことばかり。
そして、農産物にまつわるエピソードは、とても興味深かったです。

お腹いっぱい、
参加者皆さんの貴重なお話で気持ちもいっぱいになった、今回の遠足。
今日は、楽しい時間をどうもありがとうございました♪