2018年8月12日日曜日

稲の病害虫防除

今年の夏は、例年より梅雨明けが早く、
梅雨明け以降、高温少雨状態が続き、
今後も暑い日が続くと予想されております。

この連日の猛暑の影響で、富山県内の主力品種「コシヒカリ」の生育は、
平年より3日から4日程度早まっているそうです。

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
我が家の主力品種「コシヒカリ」は、8月半ばに入り、
穂が垂れるようになり、徐々に黄色く色付くようになってきました。

穂が出てから20日間は田んぼの水深を3センチ程度に保ち、
できるだけ水温が低下するよう、水管理に追われる毎日が続いております。


さらに、8月初旬から出穂状況を確認しながら、
カメムシによる斑点米防止や稲の病害虫予防ため、
適期に防除を行いました。

防除は、ラジコン動噴を使って行います。
ホースの送り出し、巻き取りは、リモコンで遠隔操作が出来ます。
機械の力を借り、大きな田んぼで100メートル程ホースを担いで引っ張ります。
田んぼの端っこまでホースを伸ばしたら、
田んぼの畦から、勢いよく出る殺虫殺菌剤を散布します。
さらに、反対側の畦に移動し、
再びホースを送り出し、殺虫殺菌剤を散布して
一枚の田んぼの防除作業が終わります。


お米の収穫時期は、例年より早くなると見込まれているので、
秋、収穫準備も計画的に進めていきたいと思います。

大豆の芽がムクッと

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
今シーズンは、6月2日から、大豆の種まきが始まりました。
大豆畑が乾いているタイミングで播種ができたおかげで、
大豆の種をまいてから、4日程で芽が出ました(^.^)


大豆の種から芽が出て、土の中から顔を出す時、土がムクっと盛り上がるんです。
作物のパワーには、いつも感心させられます。

大豆の種は、きちんと、まけていただろうか・・・
種の深さは、大丈夫だっただろうか・・・
播種直後に、大雨が降ったりしないだろうか・・・

毎年のことながら、大豆の種をまいて、芽が出るまではドキドキしています。
とりあえず、芽が出てきてくれ、ホッと一安心です。


そして、大豆の種まきから2週間ほど経過した頃の大豆畑の様子です!
大豆畑が青々と、キレイに列になって並び、
まだ幼い豆ですが、勢いを感じる頃です。

この先は、大豆と、雑草との戦いが始まります。
草に負けないように、大豆、大きく育ってくれることを願っています。

小麦 ゆきちから収穫☆

2018年6月17日 快晴 
富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』の
主力品種、小麦「ゆきちから」収穫の日!!


黒部産小麦「さとのそら」の収穫から2日間遅れて、
黄金色に染まった小麦畑にて、
今年も無事、黒部産小麦「ゆきちから」の収穫を終えることが出来ました。
麦畑は、小麦の香りに包まれ、この上ない収穫の喜びを感じられる一時です♡


昨年秋に小麦の種をまき、
収穫日まで生育管理に徹し、心を込めて育ててきました。

小麦の粒が固くなり、首をお辞儀するようになった時が、収穫のタイミング!!
コンバインで丁寧に小麦を刈り取っていきます。


小刻みに動く刃で、小麦を根元部分からカットし、
コンバインのお腹の中で小麦の粒だけに選別し、
小麦以外の茎などは、細かくカットし、畑にバラまいていきます。


小麦が、コンバインのお腹でいっぱいになったら、
軽トラックに排出し、自宅乾燥場に運び、
乾燥機に入れ、ゆっくりと乾燥していきます。


こちらが収穫したばかりのプリッとした小麦です☆
収穫したばかりの小麦には、
麦ワラや殻、未熟粒など、いろいろ混ざっていますが、
この後乾燥調製を行い、キレイな小麦に仕上げていきます。
 

小麦「ゆきちから」は、準経力粉程度のタンパク含有量を持つ品種です。
製パン用小麦粉として、
富山県内のパン屋さんで、使って頂いております☆
今年は、どんな小麦粉に仕上がるか、とっても楽しみです♡

2018年8月1日水曜日

小麦 さとのそら収穫☆

2018年6月15日(曇り)
富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』が心を込めて育てた
黒部産小麦「さとのそら」の収穫を行いました。


昨年10月、小麦の種を播いた頃、
2週連続台風の襲撃、その台風がもたらす大雨の影響で、
田んぼが湿り、小麦の芽立ちが思うように揃わずでした。。。
小麦畑では、小麦が出ていないところもあり、
残念なことに、収量は大幅に減ってしまいました。。。
それでも、小麦品質自体ははいいものができ、
本日、無事収穫の日を迎えることができたことを嬉しく思っております。

 
小麦「さとのそら」は、茶色の穂がキレイに輝き、小麦の粒が固くなり、
いよいよ、待ちに待った小麦収穫の日!!

コンバインの小刻みに動く刃で、小麦を根元から刈取り、
コンバインのお腹の中で小麦の粒だけに脱穀し、
小麦以外の茎などは、細かくカットし、田んぼにバラまいていきます。


こちらが収穫したばかりのプリッとした小麦です☆
麦ワラや殻、未熟粒など、いろいろ混ざっていますが、
この後乾燥調製を行い、キレイな小麦に仕上げていきます。


小麦「さとのそら」は、薄力粉~中力粉程度のタンパク含有量を持つ品種で、
麺用、お菓子、パンなど幅広い用途があるようです。

じっくり乾燥、調整、農産物検査、そして製粉の過程を経て、
富山県黒部産小麦『おらちの小麦粉』が出来上がります。