富山県黒部の専業農家 米農家寺崎 『黒部産小麦プロジェクト2019』
今シーズンは、新たな品種小麦の栽培に挑戦します!!
今シーズン、栽培する小麦は以下の3品種☆
◎準強力粉程度のタンパク含有量を持つとされる小麦品種「ゆきちから」
製パン用に適した小麦で、富山県内のパン屋さんに使って頂いています。
◎中力粉程度のタンパク含有量を持つとされる小麦品種「さとのそら」
製菓・製麺用に適した小麦で、富山県内の洋菓子屋さんで使って頂いています。
◎そして、今年から新しく小麦品種「夏黄金」を栽培します!!
東北・北陸地域向けのパン用小麦品種として新しくできた品種とのこと✨
「ゆきちから」よりもパン生地の力が強く、
製パン適性に優れている品種だそうで、とても楽しみにしています。
爽やかな秋風が吹く10月、
ドキドキ、ワクワクの『黒部産小麦プロジェクト2019』が、
今年も、いよいよ始動です(*^-^*)
稲刈りが終わったあとすぐに行ったのが、
美味しい小麦の基本となる大切な土づくりです。
田んぼに、有機質資材の発酵ケイフンと、
田んぼのph矯正のための苦土石灰など、
こだわりの4種類の土壌改良資材をしっかりと散布を行いました。
そして、トラクターで、田んぼを耕します。
稲株や、ワラなどと一緒に、
土づくりのために散布した資材も、土の中にしっかり混ぜ込んでいきます。
田んぼの額縁排水の為の溝切りも、大切です。
そして、いよいよ播種機スリップローダーシーダーの登場です。
小麦の種は、前もって消毒済みで、準備が出来ています。
トラクター後部に装着したスリップローダーシーダーで、
肥料を落とし、田んぼを耕し、小麦の種をまき、広い畝を作り、
排水の為の溝を作り、大きなローラーで畝の上を軽く鎮圧していきます。
最後に、雑草が生えるのを抑制してくれる除草剤を散布して、終了です。
播種は、種の深さ、種の量、肥料の量、鎮圧具合など、とても気を使います。
さらに、この一連の作業を出来るだけ田んぼが乾いている状態でできるように、
天気予想と毎日にらめっこでした。
昨年、小麦播種時期が遅れてしまい、小麦の発芽不良という苦い経験もあり、
今年は、何とか10月中旬までには、小麦播種を終えたいと必死でした💦
今後の小麦生育にとって、最初の芽立ちがとても重要になってきます。
1週間程で、小麦の芽が出てくるはず!!楽しみに待ちたいと思います(*^-^*)
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