2019年6月30日日曜日

トラクター作業

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
晴れの日が続き、田んぼでのトラクター作業が始まると、
一気に、春のトップシーズン到来です!!
田植えの日まで、全力で駆け抜けていきます(*^-^*)

まずは、トラクターでの「耕起」作業です。
トラクターの後部に取り付けたロータリーを回転させ、
固くなっている土を耕し、柔らかな土にしていきます。
また、土づくりのために散布した土壌改良資材や、
稲ワラ、籾殻なども土と一緒にすき込み、
さらに、田んぼ額縁の草はスキで削り、キレイな田んぼに仕上げていきます。


田んぼが乾いてる時に耕起作業が出来ればいいのですが、
まだ湿った状態の田んぼも耕していかなければいけません。
ホイールトラクターではなく、セミクローラーのトラクターで耕したのですが、
やはり、土が重たいです。。。
 

田起こしが終わったら、用水から田んぼに水を入れ、
「荒くり」が出来るように、田んぼでの水管理が始まります。
「荒くり」に丁度いい水加減になるよう、
田んぼそれぞれの特徴も、配慮していかなければいけません。


「荒くり」作業では、
トラクターで、田んぼの中の土と水とをかき混ぜていきます。
田んぼ一枚を見通して、高い所、低い所がないように
田んぼの均平を取ることも重要な「荒くり」です。


そして、田植え前の最終仕上げとなる、「代かき」作業です。


トラクターに、広げると5m幅のある「ハロー」という作業機を取り付けて行います。
「ハロー」は、通常のロータリーと比べ、より細かく土を砕くことができます。
田んぼにある草・稲ワラなどを、土の中に埋め込みながら、
田んぼの表面をトロトロの田植えがしやすい状態に仕上げていきます。

 
田植えが出来る田んぼに仕上げるまで、
合計3回トラクターを田んぼに入れ作業を行っていきます。

出来るだけトラクターで仕事が終えられるように丁寧な作業を心掛けてはいますが、
手直しも施しながら、一枚一枚の田んぼをキレイに仕上げ、
春の一大イベントである、田植えに備えます(^^♪

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