2019年6月30日日曜日

お米の苗を育てる

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
5月初旬スタート予定の田植えに向けて、
田んぼでのトラクターでの作業と同時並行して行われるのが、
お米の苗を育てること!


種籾は、病害予防のため、温湯消毒という方法で種子消毒を行います。
『乾籾を60℃の湯温で、10分間』が、キーポイント&絶対厳守!!
10分間の温湯処理後は、直ちに冷水、流水で冷ましてやります。


消毒を終えた種子は、発芽を揃えるために、
水温10℃~15℃で10日程度浸種をし、種籾に十分吸水させます。


そして、種まき前、
30℃程度の温水シャワーを循環して、種籾を温めることにより、
種籾の芽を動かします。
種籾が、ハト胸程度になれば、OK!!
これで、お米の種の準備完了です。

お米の種まきは、毎年、ご近所の方々にお手伝いを頂いております。
播種作業は、人手が要るので本当に助かっています。


最初に、空っぽの苗箱を入れると、定量の床土がザーッと入れられ、
水をかけ、土がいい感じに潤います。


次に待っているのは、種籾です
苗箱に、まんべんなくキレイに、種がまかれていきます。
一枚の苗箱にどのくらいの量の種を入れるか・・・
種量の調整には、毎年のことながら、気を使います。


最後に、覆土をかけて、播種終了となります。
完成した苗箱は、すぐにビニールハウスに搬出して、育苗するもの。
加温機に入れ、出芽したのちにビニールハウスに搬出するもの。
2パターンで芽の出るタイミングをずらし、苗を育てます。


田植えの期間が長くなるのに合わせて、
合計4回、種まきの日を設定しました。
田植えに適した苗を使えるように、時期をずらしてお米の苗を育てます。

田植えの日まで、大切に苗を育てていきます(*^-^*)

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