2017年2月25日土曜日

とやま農業未来カレッジ短期研修

今期農閑期シーズンは、
とやま農業未来カレッジ短期研修を受講させていただきました。


青年農業者の研修ニーズの高い作物である
水稲、野菜等における栽培技術、病害虫農薬基礎や、
農業経営、農作業安全等を取り上げた専門的な座学研修です。
研修日程表を見て、ボリューム感たっぷりの受講内容に驚きでした。

1月末~2月までの月曜日、水曜日、金曜日週3回の午後から、
我が家から車で1時間くらい離れた、
とやま農業未来カレッジ校舎にて講義が行われました。

雪で、風吹の日や悪路の日もあり、
加えて、今じゃ通勤というものをすっかり忘れてしまった私にとっては、
富山まで通うことが、結構大変でした。


研修では、今まで、何となくやってきた作業の確認ができたり、
また、言われるがまま当たり前のようにやってきた作業の目的が、
ちゃんと理解できたような気がします。

野菜に関しては、未知の世界で講義に付いていくのが精一杯でした。
米、麦、大豆のことは、少しばかりですが分かっているように思っているのですが、
栽培したことがない野菜に関しては、全く無知であることを思い知らされました。
でも、だからこそ、いつも身近に食べている野菜には、
とても興味津々な内容でした。

さらに、法人経営者の方との意見交換という講義内容もありました。
諸先輩方の言葉の一つ一つが大変意味深く、心に響くものがありました。
「とにかく一生懸命に働き、挑戦すること。そうすれば結果が付いてくる。」
と、助言をいただけたことは、今でも印象に残っています。


「植物の成長には、温度、水、空気、光が必要で・・・」
と、小学校の理科の教科書が頭に浮かんできました。
あらゆる農作物の全ての基本がこれ!!なのですよね。

基本を忠実に、この短期研修で学んだことは、
しっかりと日常の仕事の中で活かしていきたいと思っております。
本当にありがとうございました。

2017年2月16日木曜日

2016年確定申告

今日は、朝からすっきり青空が広がり、久しぶりのいいお天気になりました。
この時期らしくない、パカポカ陽気となり、強く明るい日差しも感じられ、
春を思わせるような、とても過ごしやすい一日となりました(*^-^*)


今日2月16日は、2016年分の確定申告の受付開始日。
富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』も
本日無事、魚津税務署へ申告書一式の提出を終えました。

冬の大事なお仕事の一つ、申告書の作成業務。
お馴染みの「ソリマチ農業簿記」ソフトを使って、
せっせと仕訳入力をし、ようやく完成させたものです。


今日は、確定申告受付開始日ということもあり、
魚津税務署の駐車場もいっぱいになるくらい、たくさんの人が来られていました。

ようやく2016年が終わった~とホッとするのと同時に、
既にスタートしている2017年に向けて、改めて身の引き締まる思いを感じました。

それにしても、今日は本当にいいお天気!!
この時期、青空の下に居られることだけで、何だか嬉しい気分になります♡

2017年2月10日金曜日

「とやまのカンカン野菜」視察

富山の雪が降る気象条件を生かして、
「寒気にさらす」、「低温化でじっくり育てる」、「一定期間貯蔵する」ことで、
野菜の糖度や甘さが増すという、「とやまのカン(寒)カン(甘)野菜」。 


「とやまのカンカン野菜」は、富山の『冬季限定の高付加価値野菜』として、
数年前から、富山県内各地で生産されています。

代表的な野菜では、寒締めホウレン草、ハウス白ねぎ、雪中キャベツなどでしょうか。
今の時期、県内のスーパーでよくお見かけする、
雪だるまマークのピンク色のシールが目印になっていますよね。


富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』も、何かできないものか??

我が家で栽培する米、麦、大豆といった主穀作だけでなく、
今あるビニールハウスを有効に活用し、何か野菜栽培をできないのもかと思い、
2月3日「とやまのカンカン野菜」現地施設研修会に参加してきました。

大型の貸切バス2台にて、カンカン野菜の取り組みをされている
砺波市の農家さんを訪ね、ハウスを見学させて頂きました。


「オータムポエム」に「なばな」!!
もう間もなく出荷される「寒締めほうれんそう」!!
ニョキニョキ伸びる「アスパラガス」!!


見学させて頂いた農家さんのビニールハウスは、キレイに管理されており、
野菜が、とてもみずみずしく、活き活きしていました。
生産者さんからは、栽培方法や生育状況の説明、
さらに、ご苦労されている点などのお話をお聞きすることができて、
とても勉強になる研修会でした。

本や資料をを見るのではなく、
実際に、野菜を目で見て、触れて、聞いて感じることのことのできたので、
何かスーッと自分の中に入ってきたような気がします。


当日、テレビ局、新聞社も取材に来られており、
たまたま生産者さんの近く居たことで、
チラッと私達、テレビに、新聞に映っちゃっていました(^^;)

2017年2月2日木曜日

雪の小麦畑

雪のないお正月を過ごし、1月半ばから本格的な雪のシーズンを迎えました。
田んぼにも一面雪が積もりますが、数日後には雪は消え、
幸いにもドカ雪にはならず、でも北陸地方富山らしい冬景色が広がっています。

我が家から、雄大な北アルプスがキレイに望めた冬晴れの日。
田んぼは、一面雪に覆われておりますが、
実は、この雪の下には、秋種をまいた小麦が眠っています。

 
富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』が育てる小麦品種「ゆきちから」。
寒冷地向けの耐寒雪性・耐病性が強く、製パン適性が高い小麦品種
とされています。

秋まき小麦である「ゆきちから」は、
冬の寒さを経験させないと春、穂が出ても実を付けない、
また、雪の重みがあることで、小麦は強くなり、たくさんの穂を付けてくれる、
のだそうです。
小麦は、重たい雪で下でも大丈夫なのかと気になってしまうのですが、
秋まき小麦の生育にとって、この冬の期間がとても大切なのですね。

もうしばらく、小麦は春が来るのをじっと雪の下で待つことになります。
暦の上では、もうすぐ立春ですが、
ここ黒部は、寒く冷え込み、今も雪が散らいています。
暖かな春が来るのを待ち遠しいですね(*^-^*)