2017年10月23日月曜日

大型21号台風の前に

超大型で非常に強い台風21号が富山県内を通過中です。
ここ富山県黒部市は、
22日朝から雨が降り続き、夕方頃から次第に風も強くなってきました。
本日23日、暴風警報は解除されたものの、
今現在もなお、大雨警報、洪水警報、波浪警報が発令されています。

今日も、全国的に広い範囲で大荒れの予想が出ており、
皆さま、どうぞ安全には十分お気を付けてお過ごし下さい。

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
秋まき小麦の播種に向けて、準備を進めています。
台風が来る前の貴重な晴れ間に、
小麦を育てる田んぼに、土作りのための資材の散布をしました。


出来るだけ田んぼが乾いているタイミングで資材散布を行いたかったので、
毎日、天気予報と空模様とにらめっこでした。

というのも、今年の秋は、晴れが続かないのです。。。

田んぼの中、トラクターを走らせて資材散布を行うのですが、
タイヤの轍を残さないように気を配りました。
一旦タイヤの轍が付いてしまうと、雨水たまってしまい、
その水は中々引かず、小麦播種に悪影響を及ぼしてしまうからです。


今年も昨年同様、2品種の小麦の種を播きます。
◎準強力粉程度のタンパク含有量を持つとされる
 製パン用、小麦品種「ゆきちから」

◎中力粉程度のタンパク含有量を持つとされる
 製菓用、小麦品種「さとのそら」

我が家では、質の良い、美味しい作物の基本となる土づくりは、
とても大切であると考えています。
毎年試行錯誤しながら、作物が育つ上で、
少しでもいい環境になるように田んぼの土作りを行います。


トラクターの後部にブロードキャスターを取付け、ホッパーに大量の資材を入れます。
トラクターのおしりをブルブル振るわせながら、
資材が田んぼ全体に行き渡るように散布を行いました。

有機質資材の発酵ケイフン、
ph矯正のための苦土石灰と、粒状貝化石等の土壌改良資材・・・等々。
一枚の田んぼに、数百キロ単位の資材を大量投入します。


ブロードキャスターのホッパー開度は、
トラクターに取り付けられたリモコンで、
車速、散布幅、散布量等を入力する事により、設定することが可能です。

一見、適当に散布しているように見えますが、
資材毎に決められた施肥量をしっかりと田んぼに散布しています。

昨日からの大雨で田んぼには、たっぷりと水が溜まっています。
田んぼが乾くのを待ってから、小麦の種を播くことになりそうです。

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