2019年6月30日日曜日

2019年!田植え!!

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
お米の種まきから20日程、ビニールハウスでの育苗を経て、
苗がスクスクと、田植えが出来るまでに大きく育ちました。


爽やかな風を感じながら、田植え日和の一日✨

今シーズンは、5月6日より、
春の一大イベントである、田植えが、スタートしました(*^-^*)


と言いながらも、田植え前の最終仕上げとなる「代かき」は、
まだ全ての田んぼで終わってはいません。
昨年同様、今シーズンも、田植えの合間に代かき日を設け、
雑草対策と、より田植えがし易くできるようにと、
作業スケジュールを組みました。

 
田植機、順調に水田を走行中!!
苗を植え、肥料をまき、除草剤と病害虫予防のための防除剤も
同時にまいていきます。

苗をいかに真っすぐに植えることができるか、
そして、田面隙間なく苗を植え付けができるか、
オペレーターの腕の見せ所になります。


シーズン途中、
田植機の油圧シリンダーからの油漏れで、
修理をしなければいけないというトラブルがありました。

が、その修理期間、代替えの田植機をメーカーからお借りすることができ、
田植え作業が遅れることなく、とても助かりました。

写真には無いのですが、
その田植機は、GPSを活用した田植機『直進キープ機能付田植機』でした。
田植えは、いかに真っすぐに植えれるかに集中しているので、
直進時のハンドル操作が要らないという機能は、
とても素晴らしく、農業に明るい未来を感じました✨


田植機の出入り口である搬入口や、
変形田の隅っこ箇所等々、
 田植機で植え付けができなかった所に、
人の手で一つ一つ苗を植えていく、補植作業「うせ植え」も一通り終え、
今シーズンの田植え、無事終了です\(^o^)/

お米の苗を育てる

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
5月初旬スタート予定の田植えに向けて、
田んぼでのトラクターでの作業と同時並行して行われるのが、
お米の苗を育てること!


種籾は、病害予防のため、温湯消毒という方法で種子消毒を行います。
『乾籾を60℃の湯温で、10分間』が、キーポイント&絶対厳守!!
10分間の温湯処理後は、直ちに冷水、流水で冷ましてやります。


消毒を終えた種子は、発芽を揃えるために、
水温10℃~15℃で10日程度浸種をし、種籾に十分吸水させます。


そして、種まき前、
30℃程度の温水シャワーを循環して、種籾を温めることにより、
種籾の芽を動かします。
種籾が、ハト胸程度になれば、OK!!
これで、お米の種の準備完了です。

お米の種まきは、毎年、ご近所の方々にお手伝いを頂いております。
播種作業は、人手が要るので本当に助かっています。


最初に、空っぽの苗箱を入れると、定量の床土がザーッと入れられ、
水をかけ、土がいい感じに潤います。


次に待っているのは、種籾です
苗箱に、まんべんなくキレイに、種がまかれていきます。
一枚の苗箱にどのくらいの量の種を入れるか・・・
種量の調整には、毎年のことながら、気を使います。


最後に、覆土をかけて、播種終了となります。
完成した苗箱は、すぐにビニールハウスに搬出して、育苗するもの。
加温機に入れ、出芽したのちにビニールハウスに搬出するもの。
2パターンで芽の出るタイミングをずらし、苗を育てます。


田植えの期間が長くなるのに合わせて、
合計4回、種まきの日を設定しました。
田植えに適した苗を使えるように、時期をずらしてお米の苗を育てます。

田植えの日まで、大切に苗を育てていきます(*^-^*)

トラクター作業

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
晴れの日が続き、田んぼでのトラクター作業が始まると、
一気に、春のトップシーズン到来です!!
田植えの日まで、全力で駆け抜けていきます(*^-^*)

まずは、トラクターでの「耕起」作業です。
トラクターの後部に取り付けたロータリーを回転させ、
固くなっている土を耕し、柔らかな土にしていきます。
また、土づくりのために散布した土壌改良資材や、
稲ワラ、籾殻なども土と一緒にすき込み、
さらに、田んぼ額縁の草はスキで削り、キレイな田んぼに仕上げていきます。


田んぼが乾いてる時に耕起作業が出来ればいいのですが、
まだ湿った状態の田んぼも耕していかなければいけません。
ホイールトラクターではなく、セミクローラーのトラクターで耕したのですが、
やはり、土が重たいです。。。
 

田起こしが終わったら、用水から田んぼに水を入れ、
「荒くり」が出来るように、田んぼでの水管理が始まります。
「荒くり」に丁度いい水加減になるよう、
田んぼそれぞれの特徴も、配慮していかなければいけません。


「荒くり」作業では、
トラクターで、田んぼの中の土と水とをかき混ぜていきます。
田んぼ一枚を見通して、高い所、低い所がないように
田んぼの均平を取ることも重要な「荒くり」です。


そして、田植え前の最終仕上げとなる、「代かき」作業です。


トラクターに、広げると5m幅のある「ハロー」という作業機を取り付けて行います。
「ハロー」は、通常のロータリーと比べ、より細かく土を砕くことができます。
田んぼにある草・稲ワラなどを、土の中に埋め込みながら、
田んぼの表面をトロトロの田植えがしやすい状態に仕上げていきます。

 
田植えが出来る田んぼに仕上げるまで、
合計3回トラクターを田んぼに入れ作業を行っていきます。

出来るだけトラクターで仕事が終えられるように丁寧な作業を心掛けてはいますが、
手直しも施しながら、一枚一枚の田んぼをキレイに仕上げ、
春の一大イベントである、田植えに備えます(^^♪

2019年6月29日土曜日

土作りをしっかりと!

ご無沙汰しております。
今年も、早半年が過ぎようとしており、時の速さを感じます。

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
お米作り、大豆作り、小麦の収穫など、農作業に追われておりますが、
忙しくも、充実した毎日を過ごしています。

そして、農作業風景をお伝えするブログの更新が遅れておりまして。。。
大変、申し訳ありませんm(_ _)m

富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』の日常を綴ったブログを
追々更新していこうと思います。
また、お時間のある時に見て頂けたら、嬉しいです!!


春の訪れとともに、富山県黒部の専業農家『米農家寺﨑』、
今シーズンの春作業がスタート!!

今季初、トラクターを始動させ、
お米を育てる田んぼの土作りのため、土壌改良資材、発酵ケイフンの散布をしました。
我が家では、美味しいお米の基本となる土作りは毎年欠かさず、丁寧に行います。


ビニールハウスや納屋には、フレコン袋に入った大量の資材が搬入しております。

土壌改良資材等の散布は、
トラクター後部に、ブロードキャスターという作業機を取り付けての作業です。
ブロードキャスターの大きなホッパーに資材を入れ、田んぼに向かいます。


ブルブルおしりを振るわせながら、トラクターを走らせ、
資材が田んぼ全体に行き渡るように、まき散らしていきます。


田んぼが乾いている間に、資材散布を終わらせ、
次は、トラクターで田んぼを耕す作業を行いたいと思います。